2025.11.06 その電話、信じないで!最近多い「法定点検」を装った詐欺電話
こんにちは❗
広報担当のみほです😄
先日、私の携帯電話に「+1」から始まる覚えのない番号から電話がかかってきました。
何かな❓
と思って出てみると「料金未納のため電話が使えなくなります。折返し電話をかけなおしてください。」というような内容の自動音声。
すぐに「これは詐欺だな❗」と気づいて電話を切りました。
それ以外にも「健康保険証が使えなくなります」という電話が外国人の女性からかかってきたこともあります。
また、「+〇〇」から始まる電話番号からワン切りでかかってくることも。

これは「国際ワン切り詐欺」という手口で、折返し電話をすると高額な請求が届き、海外の電話会社から犯行グループにキックバックされる仕組みだそうです💢
最近は本当にいろいろな手口がありますね…😥
今回のブログでは、最近多い「法定点検」を語る詐欺の手口と対策について紹介します。
最近多い「法定点検」を名乗る電話
最近、「給湯器の法定点検をしています」「分電盤の法定点検に伺います」といった電話がかかってくるケースが増えています。
実は、この電話、結城建設にもかかってきました。

一見すると“安全のための点検”のように思えますが、実際には詐欺や不要な工事を勧める手口であることが多いようです。
確かに、給湯器の中には「長期使用製品安全点検制度」により、法定点検の対象になっている製品もあります。しかし、すべての給湯器が対象というわけではありません。また、点検が必要な場合はメーカーなどから書面で案内が届くのが一般的で、知らない業者が突然電話をかけてきたり、直接訪問することはありません。
分電盤についても、電力会社が一定期間ごとに設備の安全確認を行う制度はありますが、一般の家庭に「法定点検です」と電話をして訪問することはありません。
よく使われる詐欺の手口
突然の「無料点検」「サービス点検」の申し出

・「給湯器、分電盤の法定点検を行っています」などと言って、電話や訪問で急に持ちかける。
・「無料なので家の中を見せてください」「今すぐ点検します」などと言ってくる。
不安を煽って即決を促す
・「このままだと火事になる」「ブレーカーが古くて漏電リスクがある」など、危険性を強調して急いで契約を迫る。
・「今日決めてくれたら特別価格」「このチャンスを逃すとダメ」など、即決を促す言葉で「考えたり、家族に相談する時間」を与えない。
信頼を演出・正規機関を装う

・「◯◯電力の委託業者です」「市役所関連の点検です」というように、実在の公共機関/電力会社を名乗る。
・名刺を出したり、点検機器を持ってきたりして、いかにも「ちゃんとした業者」に見せかける。
点検という名目で家に入り込み、不要な工事・交換を契約させる
・実際には点検が必要ない、あるいは交換・工事を急ぐ必要がない設備なのに、「今すぐ交換が必要」と言って高額契約を結ばせる。
・「古い分電盤なので漏電・火災リスクがあります」「すぐ交換です」と契約を迫る。
写真・部品・証拠を見せて納得させる
・「ここの部品が錆びています」「この写真のような状態です」と言って被害を見せつけ、交換を正当化する。(⚠️実際は全く違う場所の写真や、ネットで掲載されている写真である場合も。)
制度の対象や条件をよく確認しましょう
もし「法定点検」や「無料点検」といった電話がかかってきた場合は、慌てて対応せず次の点を確認してみてください。
・書面(ハガキや封書)での通知が届いているか
・点検の対象製品かどうか
不安な場合は、メーカーやお付き合いのある工務店へ直接確認するのが安心です。
知らない業者からの電話・訪問には注意を❗
「点検します」「すぐ伺います」「今交換しないと危険です」など、不安を煽るような言葉には要注意です。
その場で判断せず、いったん電話を切ってから、家族や信頼できる業者さん、工務店へ相談しましょう。
・知らない番号へ折返し電話をかけない
・制度の対象・条件を確認する
・不安なときは信頼できる業者さん、工務店へ相談する
みなさまもどうぞお気をつけください。
結城建設では、お家を建てられてから1年、3年、5年、10年の時期に定期点検のご案内をし、お家や設備の点検を行っています。
また、それ以外の時期についても、ご連絡をいただいたらすぐに対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
過去に紹介した注意喚起ブログも参考にしてください。


お家づくり、リホーム、リノベーションのご相談、お家のお困り事は、結城建設にお問い合わせ下さい。