Blogブログ

2021.06.15

いまさら聞けない!カーボンニュートラルってどういう意味?

こんにちは❗ 前回に引き続きみほです😊

前回のブログではLCCM住宅について説明しました。
今回はLCCM住宅を調べている中でもよく出てきた「カーボンニュートラル」について調べてみました。

カーボンニュートラル

最近よく耳にする用語です。なんとなくCO2(二酸化炭素)を減らすということは想像できるのですが、それを誰かに詳しく説明しようと思うと...できません。

2020年10月の臨時国会で菅内閣総理大臣が「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。

温室効果ガスとは?太陽からのエネルギーは地球の表面に達し地表を暖めます。暖められた地表面からは熱が放出されて再び宇宙に戻っていきますが、そのうちの一部が地球の周りを取り囲む「温室効果ガス」に吸収され地球を暖めます。「温室効果ガス」が地球上に全く無くなってしまうと、地球の気温は約マイナス18度になってしまいますが、「温室効果ガス」が地球をあたためてくれることによって生物にとって快適な温度にしてくれています。ところが、近年は人間の活動により大量の「温室効果ガス」が大気中に放出されて、地球の気温が上昇しています。

温室効果ガスと言われるものにはどんなものがあるのかな?二酸化炭素(CO2)
主に石炭や石油など化石燃料を燃やす時に発生する。
メタン(CH4)
天然ガスの主成分。水田や家畜のげっぷ、ふん尿などから発生する。二酸化炭素の21倍の温室効果がある。
一酸化二窒素(N2O)
手術の全身麻酔剤として使う。二酸化炭素の310倍の温室効果がある。
代替フロン(HFCs)(FC)(HFC)
冷房、冷蔵機器の冷媒、スプレーなどに使用。HFCsは、二酸化炭素に比べて約1万1千倍もの温室効果がある。2020年には生産停止予定。
パーフルオロカーボン(PFCs)
二酸化炭素の何千倍もの温室効果がある。
フッ化硫黄(SF6)
電気製品などの絶縁体として使われている。二酸化炭素の約2万3千倍もの温室効果がある。

この中でもCO2は他のガスと比べると温室効果は低いのですが、量では全体の約76%を占めていて、他のガスは減少しているのにCO2はどんどん増えています。

私たちが生活する上で使用する電気は大量の化石燃料(石炭、石油、天然ガス)を燃焼させる火力発電で作られていて、この時に大量のCO2を排出します。

また、ガソリンを燃料にする自動車に乗ってもCO2が発生します。私たちの暮らしが便利になればなるほど大量のCO2が排出されることになり地球温暖化を加速させていくのです。

 

過去100年間で地球の温度は0.6度上がったと言われています。今のまま何もせずにいると2100年には地球の平均温度が1.4度~5.8度も上がると予想されており、

気温が4度上がると地球上の動植物の40~70%が絶滅の危機に陥ると言われています。干ばつや自然災害も増えます。

やばくないですか😱

 

そこで、温室効果ガスの大部分を占めるCO2の削減が重要になってくるのです。

今までのCO2の排出を削減「低炭素社会」だけではなく、排出されたCO2を回収するなどして、差し引きで実質ゼロにする「脱炭素社会」の実現が必要となります。

人為的に大気中に排出されるCO2の量と森林などが吸収するCO2の量との間で均衝がとれた状態を「カーボンニュートラル」といいます。

 

私たちが普段生活している中でCO2がどのくらい排出されているのかを割合でグラフにしてみました。

※国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィスのデータをもとに作成

照明・家電製品、自動車、暖房、給湯で全体の約86%を占めています。冷房からのCO2排出量が少なかったのが意外に感じました。

水道を使うことでもCO2を排出しているのですね!

CO2の削減のために取り組めることは?家を建てる時に地域の木材を使用・・・材料の運搬時に排出するCO2の排出量を削減
断熱性能・気密性能が高い・・・冷暖房の効率が良いため電力の使用量を削減
省エネ性能の高い機器・照明の採用・・・消費する電力量を削減
キッチン、浴室、洗面に節水型の水栓、節水型トイレの採用・・・水の使用量を削減
太陽光発電の設置・・・エネルギーを創る

結城建設ではこのような環境に優しいZEH住宅、LCCM住宅のご相談を承っています。我が家で普通に暮らしながらCO2の削減ができる環境に優しい家っていいですよね♪

 

ブログ一覧へ

結城建設の施工事例

水回りを一直線に!家事動線にこだわったお家

30代のご夫婦が選んだ大人な平屋

生活スタイルの変化を想定した可変性のあるお家

開放感と安心感の両立!プライベートテラスがある家