電気代が上がる理由の一つ、再エネ賦課金とは
こんにちは、結城建設のカイちゃんです😃
少しずつ暖かくなってきましたね😊
この季節は気づかないうちに汗をかいてそれが原因で脱水症状を起こすなんてこともしばしば起きる季節なのでお気をつけくださいね😫
前回のブログでは電気代の「燃料費調整額」についてお話をさせて頂きました。
前回の電気代のブログを書いてから、さらに世界情勢は悪化をしていますよね。
怖いですねぇ😖
さて今回は前回に引き続き電気代の値上がりする理由のもう一つについて、もう少しお話しをさせていただければと思います🙂
「再エネ賦課金」という言葉をご存じでしょうか❓
新聞やニュース等でも取り上げられることがあるので、聞いたことがある方は多いのではないしょうか❓
それでは「再エネ賦課金」って何❓
どういう内容なのかをご存じな方は意外に少ないかもしれませんね。
言葉を見ただけでは内容がわかりにくいかと思います😅
「再エネ賦課金」とは言葉の略です。正式名称は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」といいます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度※」によって電力会社等が買取りに要した費用を、電気のご使用量に応じて、電気料金の一部として、電気をご使用になるお客さまにご負担いただくものです。
再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は、毎年度、経済産業大臣によって定められ、毎年5月分から翌年の4月分の電気料金に適用させていただきます。
※再生可能エネルギーの固定価格買取制度とは、再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス等)により発電された電気を、一定期間・固定価格で電力会社等が買い取ることを義務付けるもので、平成24年7月1日から開始された制度です。
-関西電力のHPより引用-
なぜそんな費用を私たちが負担しないといけないの❓
と思われる方いらっしゃると思います。
その背景は国が再生可能エネルギーを今後増やしていきたいからなんですね。
世界規模でCO2や温室効果ガスの削減が問題視されているというのももちろんですが、再生可能エネルギーには日本国内の低いエネルギー自給率を向上させてくれるという期待がかけられています。
日本は元々エネルギー資源(石油やガス等)が少ない国で、今現在でもほとんど輸入に頼っています。
そして輸入燃料は価格の変動が情勢によって価格の変動が激しいので、国内産業への影響も大きいのです。
このような状況を解消することを目的に日本でも自給できる再生可能エネルギーを増やしていきたいんですね。
ですが、再生可能エネルギーを増やすためには、発電施設の建設や維持をするためのコストが大きな問題になります。
原子力発電や火力発電に比べると
太陽光発電や風力発電は発電量が確保できない。
建設コストに見合うだけの発電量が得られない可能性がある。
など課題が存在します。
■ 再生可能エネルギーで発電した電気は電力会社が決まった期間、決まった価格で買いとってくれる
■ 輸入燃料は価格の変動が激しいので自給できる再生可能エネルギーを増やしたい
■ でも、太陽光や風力発電などを普及させるまでの間は課題に対してコストがかかるから、その費用をみんなで負担しよう
■ そのお金のことを「再生可能エネルギー発電促進賦課金」略して「再エネ賦課金」という
1ヵ月の電気代を分かりやすくすると
電気料金+燃料費調整額+再エネ賦課金
といった内容で計算されています。
電気代が上がると言われる理由は電気の単価・使用量が上がることが原因ではなくて
燃料費調整額とこの再エネ賦課金の単価が毎月・毎年上昇傾向にあるというのが最大の理由なんですね。
再エネ賦課金の価格が今後も上昇していくと言われている理由は、電力会社が買い取っている金額が減らないためです。
決まった期間・決まった価格で電力会社が買い取りを保証しているので、期間が終わるまではしばらく上昇傾向になるようです。
また、日本の再生可能エネルギーの発電システム自体が普及段階にあるのも理由の1つにあげられるそうです。
ですがこれから絶対にずっと電気代があがり続けるというわけではありません。
今後長い目でみれば燃料費調整額・再エネ賦課金共に価格の上昇は落ち着くかと思います。
国の方でも公表はされています。
ただここ10年間はまだ電気代の上昇は続くのではないかと予想されます。
以上、気になる電気代のお話しをさせて頂きました。
ここまでお話しをさせて頂いて
「では、高くなる電気代をそのまま払い続けていかないといけないのか?」
というとそうではありません。
少しでも月々の電気代を抑える方法はもちろんあります😄
結城建設では、電気を自給自足する、電気料金が高い時間帯の電気を買わない等、皆様にお役に立てる情報をご提供するために「蓄電池・太陽光発電の勉強会」を開催しています😉
お気軽にご相談ください。
それでは、今回はここまで😁
以上、カイちゃんでした。