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2021.11.26

建築に縁起の良い「建築吉日」について

こんにちは、だいちゃんです
皆さん「建築吉日」って聞いたことありますか?

家づくりを進めていくなかで、営業さんや大工さんに「地鎮祭はこの日がおすすめですよ」とか「上棟はこの日にしませんか?」などと言われることがあると思います。

結婚式や入籍など、人生や日常生活において何か重要な日に日取りの良い日を選んで行うことがあるかと思います。住まいに関して言えば、引っ越しをするときに良い日を選ぶ人もいるかと思います。同じように、家を建てるときも日取りを気にすることがあります。それが「建築吉日」になります。

以前、家相についてブログを書きましたが、それと同じように「目安」として考えてもらえればいいかと思います。

建築吉日とは
家作りの中で、地鎮祭や上棟など、建築に関する行事を行う際に縁起の良い日となります。

縁起の良い日の決め方はいろいろあり、冠婚葬祭では主に「六曜(ろくよう)」が使われていますが、建築関係では「十二直(じゅうにちょく)」がよく使われています。

 

一般的なカレンダーに書かれている六曜について

六曜(ろくよう)とは?

毎日の吉凶を占う際の考え方です。
先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順番で6種類の「曜」があり、それぞれの曜に意味があります。
たとえば、結婚式を行うなら大安が良くて仏滅は良くない、葬式は友引を避けて行うべきなど、冠婚葬祭でよく利用されています。六曜を気にするか気にしないかは人それぞれですが、結婚式や葬式など多数の人が関わる行事では意識している方もいらっしゃいます。

 

建築関係者以外はあまり知らない十二直について

六曜に対して、十二直は知っている方が少ないかもしれません。

十二直(じゅうにちょく)とは?

十二直は、北斗七星のある方角をもとにして日取りの吉凶を占うものです。北斗七星の方角は十二支で表されるので、十二直も「建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉」の12種類あります。日常生活のあらゆることの吉凶が定められています。
この中で、建築吉日と呼ばれるものは「建・満・平・定・成・開」の6つです。

建(たつ)
・「万物を建て生じる日」建築関係では最吉日です。
満(みつ)
・「全てが満たされる日」地固め、柱建て、移転、祝い事などは吉ですが、土を動かすような事柄は凶とされています。
平(たいら)
・「物事が平らかになる日」穴堀り以外は吉となります。
定(さだん)
・「善悪が定まる日」建築、移転などは吉とされている日で、樹木の植替えなどには凶とされています。
成(なる)
・「物事が成就する日」建築や新規に物事を始めるのに吉とされる日といわれています。
開(ひらく)
・「開き通じる日」建築や移転などはすべて吉とされる日といわれています。

この建築吉日は、六曜とは異なる基準になりますので 大安であっても建築には良くない日があったり、仏滅でも建築吉日に当たっていたりします。

 

その他、家づくりの気になる吉日

天赦日(てんちゃにち/てんしゃび)
天赦日は、日本の暦の上で最高の吉日と言われています。天赦日は、年に5~6回ほどあり、建築関係では、地鎮祭や上棟式などを行うのに最適な日と言われています。

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日は、「一粒の籾(もみ)が育って万倍にも実り稲穂なる」という意味があります。建築関係では、地鎮祭や上棟式におすすめの吉日となります。
天赦日との関係では、天赦日と一粒万倍日が重なる日があり、その日はさらに良い日といわれています。

三隣亡(さんりんぼう)
三隣亡は、「火災が起こって3つ隣まで滅ぼす」という意味です。 こちらは建築にかかわる凶日と言われていますが、由来は全く不明であり、江戸時代では凶日ではなく吉日だったことが伺える文献もあるそうです。

 

上記の吉日を踏まえると、12月のカレンダーはこのようになります。

 

建築現場では、人間にはどうしようもできない天候などに大きく左右されることが多々あり、縁起や慣習を重視してきた部分もあります。
ですが、科学的な根拠があるわけではないので気にしない方もいます。家を建てる際には現実的な都合もありますので、あくまで参考程度に留めていただければと思います。

なによりも大切なのは、家づくりを前向きに楽しめているかということになるかと思います。どこまで信じるか、どこまで気にするかは自分次第になりますので、日程を決めるときに迷ったりした際に参考にしてもらうのがいいかもしれません。

ちなみに上記の吉日を知りたい方は「建築吉日カレンダー」と検索をかけるとたくさん出てきます。

 

以上だいちゃんでした。

 

 

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