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2021.07.05

ハザードマップの見方についてもう一度確認をしよう!

このたび熱海市の豪雨災害により被災された皆さまに心よりお見舞い申しあげます。
1日も早く復興がなされますことを心よりお祈り申しあげます。

こんにちは、結城建設です。
先日起きた、熱海市の土砂崩れは皆さんご存じかと思います。

日本では、毎年のように自然災害が起こっており、危険な場所は全国にたくさんあります。
自分の周りにも起こりうることだと認識し、災害への備えとしてハザードマップの見方や市区町村のハザードマップの活用法について今日は書きたいと思います。

ハザードマップとは
大雨、台風、地震などが起きた際に、浸水やがけ崩れなどの危険がある場所や、危険が迫ったときの避難経路や避難場所などを地図上にまとめたものです。

災害は突然やってきます。思い立ったときにハザードマップを用意しておきましょう。

ハザードマップの入手について

1)お住まいの市区町村のホームページから

お住まいの市区町村のホームページで地域のハザードマップを見ることができます。「○○市 ハザードマップ」と検索をかけると出てくるかと思います。

ハザードマップには、「洪水」「内水」「高潮」「津波」「土砂災害」「火山」などの種類があります。

・洪水ハザードマップ
洪水ハザードマップでは、大雨などが原因で河川の水があふれたり、堤防が決壊した場合に浸水する恐れのある範囲や浸水の深さを知ることができます。

 

・内水ハザードマップ
内水(ないすい)とは、大雨などで下水の限界を超え、排水することができなくなったことが原因で浸水することです。
台風や大雨により、雨水の処理ができなくなると、市街地内を流れる側溝や排水路、マンホールからから水が溢れ出し冠水してしまうことがあるため、内水の恐れがあるエリアをまとめています。

 

・高潮ハザードマップ
高潮とは、台風や低気圧の影響で、海面の高さが通常よりも高くなる現象です。海面の高さが高くなるので海水が防波堤を超える恐れがあり、台風などの規模によってはこれまで浸水がなかった地域でも被害が出る可能性があるため、危険エリアをまとめています。

 

・津波ハザードマップ
津波によって浸水の危険があるエリアを示しています。
国内で発生した地震だけでなく、海外で起こった地震で津波の被害が起こるケースがあるため、地震があった際には津波情報もあわせて確認する必要があります。

 

・土砂災害ハザードマップ
土砂災害は、雨が止んだあとも起こる可能性がある災害です。がけ崩れなどで道路が封鎖される可能性もあるため、避難ルートもあわせて確認する必要があります。

 

・火山ハザードマップ
火山の噴火による噴石の落下、火砕流、土石流、火山ガスの発生、噴煙などの災害被害を受ける可能性がある地域を確認できます。噴火がはじまったらすぐに避難が必要な範囲など、地域によっては避難行動に欠かせない情報も掲載しています。

赤穂市では、洪水・土砂災害マップ、高潮・土砂災害マップ、と南海トラフ巨大地震を想定した津波マップが掲載されています。

※画像をクリックしますと、赤穂市のハザードマップの掲載ページに遷移します。

 

2)国交省のハザードマップポータルサイトを利用する

国土交通省が運営する、「ハザードマップポータルサイト」では、防災情報を1つの地図に重ねて表示できる「重ねるハザードマップ」と、自治体が作成したハザードマップを検索できる「わがまちハザードマップ」が利用できます。

●国土交通省ハザードマップポータルサイト

・重ねるハザードマップ
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示できます。

・わがまちハザードマップ
各市町村が作成したハザードマップへリンクします。地域ごとの様々な種類のハザードマップを閲覧できます。

3)地盤サポートマップなどを利用する

ハザードマップではないのですが、家を支えるのに重要な地盤について確認するアプリなども提供されています。知りたい場所や自分のいる場所の地盤情報を簡単に調べることができます。これから家づくりのお考えの方にもおすすめです。

●じぶんの地盤ARアプリ

●地震10秒診断
 

活用について

上記でご紹介したのは全てパソコンやスマホで観れるのですが、パソコンやスマホが使えなくなることも考え、紙ベースに印刷しておくのがおすすめです。また、住んでいる地域だけではなく、職場など自分の行動範囲の危険エリアを事前に把握しておくこと、避難経路については、ひとつのルートだけではなく、複数確保しておくとより安全です。

●スマホが使えない場合を想定して、紙ベースでも用意しておく

●自宅だけでなく自分の行動範囲の危険エリア、避難経路も確認しておく

●交通規制や、通行止めを想定して避難経路は複数確保しておく

危険エリアや避難場所が分からない場合、避難した方が良いのか、自宅にとどまった方がいいのか迷いが生じます。この一瞬の判断で生死を分けてしまうこともあるということを肝に銘じ、万が一の災害に備えておきましょう。

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